1999放送の第3シリーズ、全11話。

脚本は三谷幸喜。
殺人課警部補・古畑任三郎は田村正和。
部下の小泉くんは西村雅彦。冷静沈着な西園寺君と対照的に、コメディ担当になってますね。
部下が増えて、西園寺くんは石井正則。事件の整理整頓、物語の語り担当です。

第1話　若旦那の犯罪　　　人気落語家(市川染五郎)が兄弟子を殺害して新作落語を盗む。
第2話　忙しすぎる殺人者　 メディア・プランナー(真田広之)が都議会議員を殺害、アリバイ工作は秘書との電話。
第3話　古畑、風邪をひく　　村長(松村達雄)の村の地酒の買い付け詐欺を働いた女を殺してしまった。・・・

第3話よかったなー。村長を守るため、村の人全員で団結して殺人を隠す話。小泉君が(お笑い担当決定)、殺された女詐欺師に遭遇しているので“いなかった”設定は無理と悟った村人たちは“なりすまし”設定にきりかえる。ヒッチコックの『バルカン超特急』へのオマージュですかって設定がじんわり笑える。それだけ愛され尊敬される村長と古畑さんの、縁側で地酒を酌み交わしながらの対決がかっこいいです。

三谷幸喜、1961年生まれだから当時30代、他にもスペシャルとかファイナルとか、全部の脚本書いてます。働き盛りってやつですね、すごい仕事量です。